07/18の日記

20:47
復活*スク
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「3秒に1人、人が死ぬんだって。」






だからスクアーロがあの肉片と化した他ファミリーのボスたちを殺した分、罪の無い人たちが生きられるって事じゃない?



そう、にや、という表現が似合う笑みを浮かべながら彼女は俺と向き合う。

「流石スクアーロだよ、スクアーロがやると殺人はイケナイことなのに美しいって思う。」




そういって周りを見渡しながら俺に向かって発された。

周りはたった今、壊滅させたファミリーの奴らの骨と肉片と血で紅黒かったりピンクかったり白かったりした。



吐き気がする。俺は抵抗も出来ないようなメイド達まで殺す予定じゃなかった。標的はファミリーだけで、その殲滅さえすればよかったのに、 な 。



確かにこいつらは俺らの敵だし、仕事の邪魔でもあるが。

メイド達は雇われてるだけであって、







「色が綺麗だよね、いろいろまざってて。臭いは毎回吐き気を催すけどさ」



そう笑いながらある男の頭を踏みつける。
さっきまでこのファミリーでボスをやっていた奴で。
上等なスーツを着ていたのか、綺麗な濃紺、シャツは深紅に、ネクタイは黒。

髪がプラチナブロンドだったからか、そいつの座っていた席付近に金が多かったのかやけに光って見えた。

勿論、彼女も。



「汚れちゃった、シャワー浴びたい」



帰ろっか、そういった彼女にもう今やった事の罪悪感や快感はない、







あるのは嫌悪感のみで、








(やっぱり、ヴァリアー向きだよな)


なんて考えてる俺もそろそろ壊れてるのかもしれねぇなぁ。




Fin.


‐‐‐


ううう、
最近甘がまったく考えられませぬ、
暫くはまた暗いのばかりになるかもしれません。



結菜




 

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