02/18の日記

02:45
仁王(庭球)/切切
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溶ける、熔ける、融ける。






じわじわと固体が半液体化して増えていく。

ぼー、とその様子を見ながら、3日前の出来事を考えていた。



 ―おまんさんの事が好きぜよ。
     付き合ってくれんかの?―



仁王先輩に告白されて、付き合うことになって。でも正直仁王先輩のことは好きじゃない。ひょうひょうとしてつかめないし、女性に対していい噂を全く聞かないから。付き合うなんてありえないと思ってた。







14日、バレンタインということで昨日作ったビターのガトーショコラを手に持って、立海に向かった。

部活をやるんだって、クラスメートの赤也に聞いたから。

一応、仁王先輩とは付き合ってるんだし、バレンタインデー当日に渡したほうがいいんだよな、そう思って足を運んで来たんだけど。


 「今回の女はつまらんきに」
 「今回は誰でしたっけ?」
 「たしか…2年の姫っちゅー女じゃ」
 「ああ…、切原くんのクラスの。」
 「そうじゃき。」
 「はあ、いい加減にしないと罰が、」
 「なんとかなるぜよ。」


聞きたくない言葉を聞いた。
なにそれ。どういうこと?私が何よ…?付き合うなんてやっぱり辞めればよかったよ結局遊びじゃんか。友達にせかされて付き合ったけど。


悔しい悔しい悔しいっ、


悔しいはずなのに何故だか涙が止まらないんだ。悲しいのかな。


手にもっていたチョコケーキを近くのごみ箱に棄てて、家に向かって走った、





今年の相手は、ごみ箱です。
(こんなことなら作らなきゃよかった、)





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仁王は女癖悪い方かちょう優しいかどっちかだと思うわ←

結菜

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