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□今日は一番長い夜
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「今日はカボチャシチューよー!」

夕食の完成を知らせるスメラギの声。それを聞き付けた皆は急いでリビングに集まってくる。

「おーうまそー!」
「ふふーん。では問題ですっ!何で今日はカボチャを出したのでしょーか?」

皆がテーブルに着き、唐突にスメラギが口を開く。

「え?カボチャが安かったから?」
「品のない答えねぇ…ロックオン」

スメラギは溜息をつき、子供達の方を向く。
すると刹那が勢いよく手を挙げた。

「はい、刹那っ!」
「答えは『そこにカボチャがあるから』だっ!」
「何そのどこかの登山家のような答えは…。アレルヤは知ってる?」
「ううん。ハレルヤは?」
「俺も知らねー」

また溜息が聞こえてきた。しかし今度はスメラギではなく、ティエリアだった。

「そんなことも知らないのか」
「あら、ティエリアは知ってるの?」
「もちろんだ。今日は冬至。一年で一番夜が長い日。この時期に栄養のあるカボチャを食べるとそれから一年間無病息災でいられると言われている」
「お、さすがティエリア!大正解よ!」

スメラギは拍手して褒めるが、可愛いげのないティエリアはたいした反応もせずにスメラギを見ていた。

「ま、これでひとつ賢くなったでしょ?さあご飯食べましょう!」
「いただきまーす!」

皆にウインクをしてスメラギは言う。
そうして手を合わせて食べ始めたのだった。





「あ、今日のお風呂もひと味違うのよ?」
「柚子風呂ですか?」
「そー!だからみんな早めに入りなさいよー?」
「刹那っ!お父さんと入るか?」
「嫌だ。もう子供じゃない」
「あらあら、小学生が何を言っているのかしら」
「柚子風呂…って食べられるのかな?ハレルヤ」
「…馬鹿か」






########
ってなことで季節ネタ。
多分子供達は小学生くらい。
焦って書いたから駄文とわかっている。

ちなみに我が家はカボチャみそ汁に柚子風呂でした。


081221



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