短い夢

□日向姉妹
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「ネっ…ネジ兄さんは好きな人っていますか?」
「えっ?」














〈時が遡ること10分前〉

ヒナタはたまたまヒアシとの稽古を終え、帰ろうとしてたネジを見つけ呼び止めた。



「あっ…あの…ネジ兄さん。」



今日ネジはヒアシとの稽古が早めに終わったのですぐに帰ろうとしていたが、ネジの従姉妹のヒナタが自分の名を呼んできたので帰らざるおえなくなった。


「何ですか、ヒナタ様?」



ネジは出来るだけ柔らかい口調で言った。



「父上との稽古終わったの?」


「はい、ちょうど先程終わりました。」



ネジは淡々と答えた。そしてヒナタは顔を赤らめて「じゃあ、一緒にお話しませんか?」ともじもじしながらネジに聞いた。



ネジは断る理由も無いのですぐに頷いた。それから二人は縁側に向かって歩いていった。
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