ようこそ未来の江戸へ
□EP3)一度あったら二度ある
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私は銀さんと一緒に家へ帰ってきた。
銀さんの身の回りの物も買って、これから銀さんと生活するなんて考えただけでドキドキする。
帰っている途中から私の鼓動は、ずっと高鳴りっぱなし。
「さ、どうぞ銀さん」
「邪魔するぜ」
銀さんがブーツを脱いで家に上がると私も靴を脱いで続いた。
「悪ィ厠どこ」
「あ、トイレはこっち」
トイレを案内して銀さんがドアを開けたけど、入らずに硬直している。どうしたんだろ。
「入ってますぜィ」
「――エッ」
聞いた事のある声と口調に私は驚いた。
「…………総一郎君、何してるのかな」
銀さんの顔がピクピクと引きつっている。
「総悟でさァ」
トイレを覗き込むと、ひょうひょうとした表情で居たのは――バズーカを担いだ沖田総悟だった。
一度あったら二度ある