花の天使T

□〜土方〜2
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 江戸の治安を護るため町を巡回していれば、自然と住人の顔は憶えちまうもんだ。



 なのに最近、屯所の近くにオープンした大江戸ストアを通りかかると、いつも品出しをしているあの娘。 



 見ねェ顔だと目に留まった。





 最初は、ただそれだけだった。



 だが見かける度に、いつからか――俺は、その綺麗な横顔に惹かれるようになっていた





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