!!

□闇の中の花
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外を眺めると、迷いもすべて消して欲しいと切に思う

ただ、僕はきっと逃れられない

この人に

この人から…

ティキ…という人間に












「あ…や…食事しに来たのに…」

「だってさ…アレンが可愛いから…」

「ふっ…ぅ…」

「な、最近アレンさ…神田の名前呼ばないよな」

「ん…」

最中で言われた言葉にどきっした

「気付いてたんですか?」

「ん、まぁね」

「……」

互いの脳裏に言葉がよぎる

――敵ナノニ…ハマッテル――

「好き…なんですよ?これでも…神田の次ですけど」

「ん…次なわけ?」

「忘れられないんですよ?…好きだから…」

「でも、俺も好きなんだ」

「うん…好きになってる…」

「忘れられそう?」

「わからないけど…最近そとを見なきゃ神田が思い出せなくて」

「…クス…」
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