!!

□いつかまた
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「ラビ?どうしたんですか?」

「ん…いやさ…」

深夜眠れずアレンはホーム内を散歩していた
そんなとき薄明かりの中ソファに座っているラビの姿があった

アレン同様エクソシストで、その性格などからは兄のようだと慕われることも多く、アレン自体も自分が悩んだときなどは頼りにし、兄のようだと慕っていた

ただ、この暗闇のせいかいつもと違う雰囲気にアレンは首かしげラビを見つめた

「……」

黙っているラビにアレンはふとある言葉を思い出した

『明日ね?ラビが帰ってくると思う…けど、話かけないであげてほしんだ。向こうで辛いことがあったみたいなんだ』

確かそういっていた、だからこそ…アレンは口を自然と開いていた

「辛いことが…あったんですか?」

談話室で響くアレンの声にラビはただうつむいていた

しばらくしてからラビは

「なに…も…ない…な」

なにも…ないのに…

「なにもないのに…なんで、そんなに暗い顔してるんですか?」

「……」

月だけが2人を明るく照らす…

なにも言わない…

静かな談話室で

「………ラビ?」

どこか悲しげに呟いたアレンの声にラビは強く抱きしめていた

「ラビ?」

自分の胸に埋めるラビにアレンは優しく頭をなで

「どうしたんですか?」

優しく優しく頭を撫でる
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