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□闇の中の入れ込み
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「どうして僕をここに連れてきたんですか?」
「お前が…ううん…アレンと一緒にきたかったから」
「…手を拘束して?」
皮肉たっぷりにいう白髪な少年に正装…な姿をした男は苦笑いを浮かべた
「だって…殺したくないから」
そういう男に少年は溜息をつく
いつの間にか捕まっていた自分…彼は…自分を助けにきた仲間(エクソシスト)を体を傷つけずに殺していった
目の前で広げられた人の山に…
『僕に構わないで逃げてください!!ティキ!…もぅ…止めろ!!』
『お前が俺のものになればいい』
『なるから…なるから…これ以上殺さないで』
『わかった』
そう言って彼は楽しそうに笑いながら、殺そうとしていたエクソシストから手を外した
彼はそれ以来エクソシストには手を出していないという…だが…彼はノアと呼ばれる存在で…人間でありながら千年伯爵の味方…
「なに考えてる?」
不意に頭の上から声が聞こえる
「いえ…なんでもないです」
「そういう…素っ気ない態度を…俺はこんなに優しいのに」