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□二人を引き付けてるのはLove
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二人を引き付けてるのはLove
「ボッスン、見てみ。校庭でなんかやってるで。」
「ん―?あぁ、体育祭のダンス練習だな。」
「まだまだ先やん!もう練習しとんの?」
「気合い入ってんな〜。」
ボッスンはヒメコの隣のイスに移動し、二人きりで外を眺めていた。
「…………近ない?」
「は??」
普段ならこのくらいの距離、意識したこともないのだ。
なのでボッスンはヒメコの発言にまったくピンと来ていない。
(アホか私、何を言うとんの。)
「うちのクラスは誰が仕切んだっけ?ダンス。」
「まだ決まってないわ。でも私このCD使ってほしいなぁ。」
「なんつー歌?見せろよ。」
「だから近いわ!!」