★友の詩★

心の想い…カタチとして残してみませんか?
置き詩大歓迎です。
全て詠ませてもらいますね

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05/30(Mon) 14:00
リプレイ


愛しいも
苦しいも
そっくりな呪文で

首を傾げたように
ため息をつく

台風の風で
想いは
吹き消されてばかり

分厚い雲の向こう
触れない領域に
光があると

信じて疑わなかった
瞬間こそ

僕の永遠

叶わない
願いの結末


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11/25(Thu) 17:05
白い部屋
YUYA

情報が雪崩になり
部屋のから逃げて
希望の無い自由と
無防備な時間掴む

損得主義者の笑顔
意識が蒼白してる
鏡があるみたいで
重なって見えてた

青年の焦燥さえも
今は昔に起きた事
最終列車に遅れた
現実と共に珈琲を


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11/17(Wed) 08:42
リク


窓の外
曇りきった天井は
何も語らず
ただ目をつぶっている
その様子は
僕の心に響くわけもなく
今日という1日を
少しばかり憂鬱に感じさせた


特別なことがない
毎日にも
生きているという感謝は必要だ
だから
小さな楽しみを見つけるため 僕も真似して
目をつぶった


寒いだけの空気の中
枯れ葉の乾いた香りがした


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05/15(Sat) 18:04
肩に刻んだ清廉の名前
宇佐 世白

騙した声で嘘を吐く
バランスを欠いた所以と
肩に刻まれた標しを
見抜く闇が空を囲って
春暁に哭くひもす鳥

桜木に美し波雲の
求め過ぎた情の行く末を
ひもす鳥の語る
恍り射す砦に棲み永遠を産む
その声は顯らかなる音色で

背筋を這う虚言に満ちる
罵詈せられ続けた言の葉を
未だ足りないのだと
古の鳥は夢のように囀り

言い聞かせた
朝も夜も、未だ知らない
白日夢の中でも
まるで直蒼なる空を嘆く
一個の人間のように

童を忘れた
ひとと為りしは童を忘るる
春暁に哭くひもす鳥


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04/29(Thu) 15:57
それは壱つの
宇佐 世白

不思議な感覚のする
小夜更けて
生も死も知らない
嬰児のような

わたしの何処かが
少しずつ剥落する
微細な音が
聞きたくもないのに
脳裡に谺する

夜は凪いだ海と似て
わたしを靜かに孤独へと
押しやるから
だから詰まらない事に
泪までも抱えて

何時だって良いとずっと
思って居た時日には
もう戻れない
わたしは人形のように
また明日も訪れる孤に
怖れるのだろう

あれが何で在ったか
忘却の彼方は酷く霞み
思い出す意識の綫は

それは廻る春に無くした
壱つの"無"と云う
感情であった


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10/06(Mon) 01:08
soliste
em




歪んだ街の
微かな月明かり



儚き虚像の戯れに
心奪われる事無く
躍り続ける



淋しさと裏腹に
残酷な妖艶



今宵も赤い月の下
独り静かに舞う夜蝶


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09/01(Sat) 09:20
【秋の気配】
きゃびあ

重なり合った、落陽と君に、軽い目眩を感じた。

柔らかいほっぺが、照れてるみたいに思えたから……。


木枯らしが吹くには、まだ少し早いね。

橙色の空を見上げ、焼き付いて離れない、君の残像を、ボヤかしたかった。


隣を、鼻唄混じりの君は、周りの景色を、眺めている。

もう…
秋が近付いてるんだよね。



くすくすと笑いながら、軽い足どり。

たまに腕を組んだり、ほどいたりしながら。


もう少し、時が行けば、この並木路だってカサカサと鳴いて。

もう少し、一緒に居たかったと、葉っぱと並木のお別れ会。


僕らはこのまま…
一緒に居たいね。
やがて巡る冬を
温め合いたいね。


木枯らしが吹くには、まだ少し早いね。

繋いだ手の平に、泡沫を感じるにも、まだ少し早いよ。


今日はちょっと、遠回りして、帰りたい気分だね。


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