言の葉

□ドキドキ学園メモリー
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(良いのかなぁ〜‥ι)

キラがイザークを気にしているとニコルが口にした。

「そもそも女の子なんでしょうか?
家の学校は皆ホモばかりですから‥」

…特にザフトは。

確かにこの学校にはその…ホモ、が、
多いかもしれないけど少なくとも僕は違う!

アスランだってそうだ!
〜〜って今は関係ないってば!
キラは頭をぶんぶんと降って
頭の中の余計な事を追い出そうとする。

「―それはないよ!僕もてないし!!」

そして3人の前で大きく否定する。

「…分かってないのか」

呆れたようにアスランが呟く。

「何が?」

「まさかここまで鈍感だったとは‥」

どうやらそれはアスランの独り言らしい。

「だから何が?!」

キラはむっとして怒鳴る。

「キラはもてるよ。…男に。」

一瞬頭の中が真っ白になる。

もてる?

僕が?

誰に?

男に?


……………。



「「えぇぇぇぇえ〜〜〜〜??!!」」



とう吠えのような雄叫びをあげる。

「だって僕男だよ?!」

「だから…ホモにもてるんだ。」

「可愛くなんてないし‥!!」

「キラ先輩はかなりの勢いで可愛いですよ。」

「俺の美しさにはかなわないがな。」

「だって‥だって」

僕アスラン以外に好かれても嬉しくないよ!!
・・・ってそうじゃなくて〜!
何でアスランの事ばかり考えてるんだよ〜!!

「だから同じクラスが良かったのに…
大丈夫。キラは必ず僕が守るから。」

「アスラン…」

きゅぅぅぅん。

胸がときめく。

キラはがばっとその場の衝動でアスランに抱きついた。

予想していた。

と、言うようにアスランは苦笑してキラの背中を撫でてやる。
と、キラの身体の熱が一気に上った。


かーーーー


ぼっ僕何してるんだ?!
子供の頃からの癖にしたって
良い歳した男が人前で抱きつくなんて……!!

キラはアスランを押し退けて走って行った。



「「キラーーーー?!」」



後ろでキラを呼ぶアスランの声が聞こえた。
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