言の葉
□バナーの道
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「そうかな〜それだけじゃない気がする‥」
「ルック‥僕のこと嫌いなんだ」
「違う!」
「やっぱり!
私の坊ちゃんが好きなんですか!?
よもやいかがわしい目で見てたり‥許しません!
グレミオは許しませんよ!?
坊ちゃんがルックさんなんかと一緒になるなて!!」
怒鳴り返して否定すると今度は逆を聞かれてしまう。
「あ、何だ、僕と同じでマクドールさんが好きだったんだ!
ね、?マクドールさん♪」
「‥ルックが?」
上機嫌のティオに比べてマクドールは少し疑わしげに
俺を見つめる。
「だから‥、何でそういう話になるわけ!?僕は別に‥」
「じゃあ嫌いなんですか」
言いかけるとすぐさま逆を返される
多分これははっきりさせないと終わらないのだろう
「嫌いなんですか?」
「‥僕のこと、好き?」
マクドールの不安げな台詞に
思わず押さえていたものが爆発した。
「マクドールまで何言ってんのさ!」
「‥やっぱり嫌われてるみたい」
「何でそんなにマクドールさんのこと嫌うんですか〜!?」
見当はずれの言葉を連呼されついに俺はカッとなる
「「うるさいなぁ!好きだよ!!」」
「ぇ‥///」
睨み付けて目を合わせると
マクドールの顔はピンク色に湯気立っていた。
本人もびっくりという顔だ。
隣にいる2人も顔を赤らめさせていた。
「‥ティオ達と比べたらこいつの方がまだマシだよ!」
「Σあ!そーういう意味かぁι」
堂々と言うとなぜか妙に納得された
「失礼ですねぇ〜。
グレミオは坊ちゃん一筋ですよv」
「僕ももちろんマクドールさんが一番好きですよ♪」
「有り難う」
いつの間にか告白大会になっていた。
(というか、一番ってティオは姉と幼なじみはどうなったんだ?)
ふぅ、とため息を吐くとマクドールと目が合った。
「‥僕は、わかってるから。」
(――?)
「何がわかってるのさ」
「元リーダーだから 仲間の事ぐらいすぐ解るよ‥。」
「――何言ってるんだよ‥
一度も僕を連れて行った事ないくせに、‥何もかも判ってるみたいに」
少し 拗ねたように言うと少しだけ、
マクドールの口元が緩んだ気がした。
「‥うん、楽しいね‥。ルックと一緒に戦うの‥」
「――バカじゃないの!?」
顔を背けると後ろからティオに睨まれる
「マクドールさんになんて事言うのさルック!!」
泣きながらマクドールに抱きつくティオに腹が立つ‥
「ティオさんも坊ちゃんの事大好きなんですね〜。」
「ね!ね!マクドールさんも僕の事好きですか!?」
「好きだよ。」
「わーーいvvV♪」
ティオに抱きしめられて苦しそうにしながら視線を向けた。
「ルックも」
「‥ふん。」
鼻であしらうと何故か3人の顔が引くついている。
「???ι」
「ぶっ!!る‥ルック、顔真っ赤〜!可愛い〜!」
「なっ‥!?///」
「ルックは昔から頼られるのに慣れてないよね‥」
「‥‥‥誰かさんに頼られた事なんてないからね!(怒)」
「ゴメンね。」
「あっはっはっ!ルックが照れてるー!」
「「ティオ!!」」