言の葉

□御主人様よ、命令を
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自分の身なりだけを整えて暫く後
「別にスノウのこと嫌ったり恨んでないからね」
と 言った。
「………本当に?」
「僕は嫌いな奴にわざわざこんなことしないよ」
「本当に本当?」
「うん」
宥めるようにスノウの髪を撫でるヨンを見てスノウは胸を撫で下ろし今度は安堵のため息を着く。
「………」
ドアに手をかけるヨンの背中を見ながらスノウはまた暫く考えた。

「本当に嫌ってない?」

いい加減にしろと。
いい掛け振り向いたヨンのその唇にスノウは唇を重ねた。

「……お礼?かも」
「…………」
へらへらと笑うスノウに先程までのヨンで居るわけもなく
「お礼になってない」
いつもの横暴なパンチが見事スノウの顔にヒットした。
のた打ち回るスノウを無視しヨンはあっさりと部屋を出ていってしまった。



(スノウが、僕に隠し事なんかするから)
あんな風に虐めるつもりはなかったのにとヨンは奥歯を噛みしめる。
単なるヤキモチだ。
今まで自分を頼っていたスノウが急に隠し事をするからカッとなってあんなことをしてしまった。
嫌いな相手や何とも思っていない相手にヨンも熱くなるほどお人好しではない。
だからこそ答えは出ているのだ。
ひたすらスノウが鈍すぎなければ。
(スノウのヘタレ……)
唇に触れて、思わずニヤついてしまったから慌てて手で緩んだ口元を押さえた。


本当に素直じゃない。


..end
後書き>>
書いちゃった、スノ主(笑)
スノ主です。主スノじゃありませんスノウ×主人公です、いやいやマジで。
ヨン様はスノウが好きすぎて虐めます。
素直になれない&好きな子程虐めたい、タイプ。スノウは本編でわかるようにヘタレ(笑)
鈍いって言うか〜考えないというか〜アホの子。
ヨン様がいないと何も出来ないと信じている。(だから一人で何かするとヨン様が拗ねるんだよ)
それこそ特効薬を買いに行くのに主人公を連れて行くかの如く……!(笑)一人で行けるでしょ!爆
気晴らしに書いたのがまさかスノ主エロとは本人も予測しておりませんでしたよ…キャラが動くってこういう事なんですね!
本当団長の最期はスノウなんか絶対許してやるものかと怒ってて、でもいい子ぶって仲間に誘ったらスノウはそういう良い奴ぶった所が嫌いだとか言い出してもう何だお前は死刑だ許さん戻ってこいと切れたものですが海賊服で小舟に乗る哀れなスノウや丸太とか服とか見てたらもう憎しみが同情に変わってしまって同情が愛に変わってしまったわけですよ(は)
とりあえずヨン様はスノウが大好きって話。
Wスノ主良いよ!笑
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