綻ぶ桜
□ギャップと逆境
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「御手洗団吾だぁ?お前、兄貴に憧れてんのか?」
「違っ…僕がその御手洗団吾で…」
子供は火讐に近付かれて、茶越の後ろに隠れた
「おっ?」
「茶越君……聞いてよぉ」
「……団吾?」
「ヲタ友に貰った飴舐めてたら、僕、小学生の頃の姿になっちゃって…」
茶越は、口調や仕草が団吾そっくりな子をジッと見て言った
「この子、本当に団吾っぽいよ。確信持てないから、小学生の団吾を知ってる奴に今連絡いれたとK…」
「団吾っち!」
嵐のように飛び込んできた蓮にみんなが注目する
「れ…蓮君?」
子供が蓮を呼ぶと、蓮は感激して子供に抱き付いた!
「団吾っちぃ〜Vv本当に小学生の頃の姿だぁ!可愛いな、やっぱり!」
「ぅっ…蓮君…ιι苦しい…」
「ゴメン、でも懐かしいなぁ」
蓮が団吾に頬ずりをする
「へぇ、番長君…可愛かったんだね昔から」
「兄貴!チョコ食べますか?」
「御手洗、抱っこしてやる」
「団吾、ジュース飲む?」
子供=団吾と分かったからか、皆団吾に近付く
「多分、今日の夜までこの格好なんだよね…」
しょぼんと落ち込み始めた団吾に善罪は袋を差し出した
「レモンシャーベット、食べる?」
「ぃいんですか?」
「だから差し出してるんだけど」
「あ、ありがとうございますっ!」
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