紅梅

□任侠姫(人魚姫)!?
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数年前ーー


夕暮れ時に人気のない海辺の岸を幼い二人組みの子供が海から上がります

赤い人魚の髪の少女と、人間の男の子でした

蓮「助けてくれてありがとうな!俺の名は蓮って言う名なんだ。君は……?」
団吾「僕は……団吾って言うんだ。変な名前だよね
蓮「そんなことないさ!でも、「僕」って……君女の子だよな?」
団吾「家のしきたり見たいなやつでね、強く見せる為に男言葉を話せって言われてて……」
蓮「へぇ、変わってるな!団吾っちって呼んでもいいか?」
「うん!じゃあ君は蓮君って呼ぶねvでも、どうして君は海の真ん中で溺れていたの?」

人魚の女の子が男の子にそう聞くと、男の子は急に顔を暗くさせます

蓮「………日下っていう大臣の陰謀で海から落とされたんだ」

団吾「狽ヲぇっ!?そんな、ヒドイ……!蓮君、大丈夫なの……?」

蓮「まあ、いつもの事だから。慣れちゃってさっ」

団吾「でも……
蓮「それにっ、今ここで団吾っちに出会えたからな!!」

団吾「蓮君………(////)強いんだね。あ、そうだ!」

蓮「?」

団吾「蓮君に僕のお気に入りの言葉を教えてあげる。
『仁王立ちで

剣の心

怒涛の荒波も



千の滴へ』」

蓮「………へぇ、なんか凄いなぁ!」

団吾「うん、ねぇ!!これを合い言葉にしようよ!」

蓮「合い言葉?」

団吾「そう!また会えた時の合い言葉!!」

蓮「また……会えた時の……」

団吾「うん!!」

女の子はにっこりと男の子に笑いかけていいました

蓮「………おぅ(////)」

団吾「あ、僕そろそろ帰らなきゃ、お父さんがまた暴れ………じゃないι心配するから

そう言って女の子は、降りようとします

蓮「待って、団吾っち」

団吾「ふぇ………?」


チュッ


男の子は、少女の肩を掴んで引き寄せるとキスをしてしまいました


団吾「はうぅ………(////)」

蓮「へへっ、また会える為のおまじない〜♪」

団吾「…………(////)そ、それじゃあね

女の子は赤い顔を隠すように海に深く潜りながらもいいました

蓮「うん………。
約束だよ、団吾っち」

男の子は少し悲しそうな顔でいいました






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