二つ目

□キミノウタ
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「雲雀、さん…大丈夫ですか?!」
「“大丈夫?”なのは、君の方でしょ?」
雲雀は、ツナの頬に付いた土埃を指で拭いた。
「雲雀さん…。」
「何。」
「あの…。この人達、大丈夫なんでしょうか…?ι」
ツナは、足元に倒れている、十数名を見た。
「ああ…。止めはさしてないから、大丈夫じゃない。」
「うわああっ〜Σひ、雲雀さん駄目です!!」
トンファーでつつくのを慌てて止めさせてしまわせた。
「何ですか、その嫌そうな顔ι」
「別に。」
「………雲雀さん……何か、怒ってますか?」
「……別に。」
「嘘だ!怒ってます!!」

どうしたんですか?!

「ワォ!さすが“超直感”。よく分かったね。でも、鈍いのは変わらないんだね。僕が怒る理由分からないんだ。」
「えっ、と…ごめんなさい。」
「ふーん。とにかく、応接室に来なよ。」
「はい。あ!あの。やっぱり、救急車とか呼んで貰ったり出来ませんか?」
「分かったよ。」
雲雀は、草壁に携帯で連絡をした。
そして、携帯を切り、こっちの方が早い。と、ツナを肩に担ぎ上げて、倉庫を後にした。
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