最初

□peach
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「あのさ…ツナ…俺と付き合ってるの…本当は嫌か?」
「そんな事ない!!」
「じゃあさ…何か、俺悪い事した?」
「違う…山本こそ…本当は…俺と付き合うの冗談だった?」
「そんなわけないだろ!!冗談なんかで告ったわけじゃない!!俺は本気でツナが好きなんだ。」
今年になって、山本はツナに告白した。
ツナは最初は迷ったが、山本が嫌いではなかったし、告白されて不思議と嫌ではなかった。
だから、その気持に応えようとyesの返事をしたのだ。
「じゃあ、何で、前より距離が出来るんだよ!!」
「何だよそれ?!」
「ツナは気付いてないのな…俺はツナが好きで好きで仕方がないのに…。」
前より一番近くにいるより不安なんだ…山本はツナを抱き締めた。
「俺だって…前より山本が好きになって…でも、一番、近くになったら…。」
ツナは山本の背中に手を回した。
「何か…俺達、同じ様な事で悩んでたのなι」
「ごめん…山本を信じてたのに…。」
「良いよ。ツナは約束を守って、手作りチョコくれたしな!!」
「俺が君に出来る事で、喜んで貰えるなら、何でもしたかったんだ。」
「ツナ!マジで大好き!いや、愛してるのな!!俺からもバレンタインがあるのな…もう少し待っててな☆」
「…それは…ι」

山本からのバレンタインは刺激的な夜と爽やかを無駄に倍増された癒しの朝だった。

恋愛がこんなにパワーが必要なものだと思わなかった。
でも、君と一緒に居たいよいつまでも…。
どんな事があっても、信じてるよ。
ちゃーんと、愛ちゃうから。
君も俺を信じてね?


*end*
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