最初

□peach
3ページ/4ページ

学校から出てすぐ、獄寺と分かれた。
ツナと山本は久しぶりに一緒の帰りだった。
いつもは、家庭の事や部活での出来事、テレビの事。
話しは尽きないで笑っているのに、隣同士、並んで歩いていても、笑い話しをする雰囲気ではなかった。
「山本、俺、こっちだから…じゃあ、またね。」
ツナが曲がり角で山本に別れを告げる。
「ツナ、これから、家に来ないか?…今日さ、親父いなくて、飯を作ってくれてるんだけど、ちらし寿司!!一緒に食べないか?」
「おっ!///」
山本の家の“ちらし寿司”は最高に美味しかった。
「ツナと食べたくて、二人分、作って貰ったのな☆だから、家に来ないか?」
「お邪魔します…。」
山本の家に着いて、ツナは家に夕飯を食べて帰る事を連絡した。
「大丈夫だったか?」
「う、うん///」
「ツナ?何か、顔赤くないか?」
「そんな事Σ」
実は電話に出たのは、家庭教師のリボーンで、
「ほう?夕飯だけか?」
『そうだよ!!何を言ってるんだよ?!』
「俺は、生徒の恋愛に口出しするほど、野暮じゃねぇけどな…俺からのバレンタインのプレゼントだ、外泊するならしても良いぞ。」
『ありがと…で、でも、どうなるか分からないよ。』
「駄目ツナめ。」
と、電話を切られた。
「あ!どうせなら泊まって行けば?明日は休みだしな♪」
「嘘…良いの?」
「!!///」
山本の誘いもツナの返事も予想
外だった。
また、少しの沈黙…。
山本は深呼吸をしてそれを破った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ