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□Message
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「案外、作ってると楽しくて、色々なの作っててι」

「綱吉がお菓子作り…悪くないね…。」

でも、雲雀さんが食べれそうな甘味を抑えたのにしますからね!と雲雀を考えて作ってる話しはツナのお菓子作りの様子を思い浮かべて、少し遠くに聞こえる。

「ねぇ、綱吉。」
「はい。」
「何を作るか決めて、僕の家で作ってよ?」
「ええっΣ」
「嫌なの?」
「ラッピングとかもあるし、折角しても…。」
「なくて良いから。飾らなくて良いから。」
「分かりました!」
飾らないでそのままで…ツナも、そっちの方が自分達らしくて良いと思えた。
嬉しそうに、ニコニコと返事をしたツナにドキリとして、抱き締めたいと思った雲雀が手をゆっくりと、伸ばした時、

「ツナ―!」
「何で、お前が先に呼ぶんだよ?!十代目ー!!」
「あ!山本!獄寺君!!」
階段上から二人が現れた。
「あんまり、遅いから心配したのな〜。」
「ハッΣ雲雀?十代目?まさか、何かまた嫌がらせを?!」
「違うからΣ…じゃあ、雲雀さん、失礼します。」
「うん。じゃあね。」



「草壁…今週は土曜日仕事休むから。」
「はい。見回りは我々でやります。」
「頼むよ。」
草壁は、お茶を置いて、雲雀から書類を受けとると応接室から出た。
そして、窓の外…グラウンドから声が聞こえた。
ツナのクラスが体育をしていた。
はしゃいでる様な声、無邪気過ぎる笑顔に周りも見惚れているかと思うと、ムッとする。
「…駄目だな…こんな僕知らないよ…」

…綱吉…えっ///

偶然だが、ツナと目が会った。
ツナは小さく手を振って、駆け出した。



側に居るだけで胸の鼓動が痛くて…軽く言葉を交すだけで嬉しくて…綱吉…僕は絶対、君が好きだよ。


*end*
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