present

□audience
3ページ/5ページ

「いや…あの…「煩いよ。別に関係ないでしょ?」
「全くです。君達こそ、お引き取り願いたいですね。先に綱吉君に用があって来たのは僕なんですから。」
「何言ってるの?先に来たのは僕だよ?ナッポー。どうせたいした用事じゃないんでしょ?」
「…綱吉君とコレで遊ぼうと思いましてね…。」
ヒラリと、ポケットからリボンを取り出した。
「ねぇ…骸?それで何をして遊ぶのι」
「おや?ご存じないないですか?お正月には“目隠し”して遊ぶ、遊びがあるのでしょ?」
「な、何言ってるの?!そんなのあるわけないじゃんΣ」
「おかしいですね…確にあると聞いたのに…目隠しプレイで遊ぶとか?」
「それって…もしかして“福笑い”の事じゃないのか?」
「あっ!そうです!!そんな名前でした。」

バキッッ!!

「グハッ!!」
「この変態…何をどう間違えば、“目隠しプレイ”なんて思考になるの?」
「果てろ!!」

「ツナに“目隠しプレイ”か…。」

「…咬み殺されたい…山本武…。」
「それは、勘弁な☆で、雲雀は、何しに来たんだ?」
「綱吉にこれをね。」
ガサガサと紙袋から包み取り出してツナに手渡した。
「何してるの?早く中見なよ。」
「はいっΣ」
ツナは急いで、包みを開けて、目を反らした。
「コレは…俺の見間違い…見間違い…。」
「ブツブツ煩いよ。」
「だ、だって!コレって女性用の着物ですよね?!」
「うん。綱吉なら似合うよ。」
「似合いたくありません。」
「着なよ。」
「嫌です。」
「ワォ!小動物が僕に歯向かうの?」
「うっ…ι」
ペロリと舌舐めずりした雲雀に完全に小動物の様にピルピルと涙ぐむ。
「そんなに睨むなよな?ツナ大丈夫か?」
山本が、後ろからツナを引き寄せて、よしよしとツナを慰めた。
「十代目…。」
獄寺の声に、振り向くと、
「十代目…是非、コレを着てくださいっ!!」
「えええっーΣ」
目をキラキラとさせて、ツナの手を取る。
「ん〜…確に、着て欲しいのな。」
「そんなΣ」
「多数決。綱吉に着て欲しい奴。手を上げる。」

『はいっ!!!』

「うん。僕も含めて、4人。決定だね。」
いつの間にか、復活した骸も参加したために、着物を着る事が決定した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ