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□オレ、天使〜番外編〜
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「悪ィ…ツナが、羽触れたから…」
「…どうしたの?」
「あ…ι」

“男”として、続きを言うのが何となく、恥ずかしかった。

「…気持かったの?」
「…はい…。」
「ふーん。」
「ツーナ〜。そんな事言って良いのかな?」

…ジュボ…

「あっ、ああっ…!」
再び胎に灯る情にツナの腰が揺らめく。
「…一緒に…イこうな…」
「…うん…。」


「…忘れてた…忘れてたよ…君が郷帰からすぐだって事ι」
「いや〜♪ツナが悦んでくれて良かったのな!!」
「良くないΣ」

タケシは“生気”をツナから分けてもらい、人間界で暮らしていた。
それでも、足りない分を郷帰りをして補っており…本日、郷帰り直後とあって、いつも以上に絶好調な天使に、体力が平均以下な少年は、腰が浮く様な感覚になるまで、揺さぶられ、哭かされ続けたのだ。

「…暫く、“生気”いらないよね。」
「えΣツナ?!」
「散々、ヤったでしょ?」
ニッコリ笑顔が可愛いくて、騙されても良いかな〜…なんて思うが、タケシには、それどころではない問題だ。
「つ、ツナ。エッチの時に俺の羽見るの好きって、言ってくれてるよな?!」
「天使が、何を必死になってるのー?!」
「そりゃあ、そうだろ?!恋人同士の愛の営みの問題だろ?ツナ浮気とかする気なのか?!もしも、俺が浮気とかしたら嫌だろ?!な?」
「バ…バカー!!」

バフン!と毛布の中に潜った、ツナはそのまま寝てしまい、それに気付かなかった天使はその後、一時間、虚しく愛を囁いていたらしい。





*end*
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