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□オレ、天使〜番外編〜
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「ただいまなのな〜♪」
「うわあっΣ…びっくりした…おかえり。」
ツナは後ろを見ると、そこには、羽を着けた少年が立って…小さく羽を羽ばたかせ浮いていた。

彼は、“天使”だ。
どうして、ツナが天使と親しくしているかと、いうと…ツナが彼を呼び出してしまったのだ。
本来なら、彼は彼の仕事をした後に、“エデン”に戻り、人間界で汚れた羽や疲れた体を休ませてから、また仕事をするのだが、彼…タケシはツナに着いた天使なのだ。
ツナ限定で仕事をしていても体の作りは変えられない為に、一ヶ月に一回は少しの間でも、“エデン”に郷帰りをしていた。

「何、やってんだ?」
「ああ…クリスマスの飾りを探してるんだ…。」
ツナは、厚手のジャンパーを着て、寒空の中、物置の中でクリスマスの飾りが入った箱を探していた。
「そっか〜…もう、クリスマスか…。」
「そうだね…タケシはクリスマスに仕事しなくて良いの?」
「仕事?ん〜…恵まれない世界に平和が訪れる様に。ってお祈りとか?そんなの天使はいつも願ってるのな。…人間が気付かないだけなのな。」
「…何だろう…とても天使の発言とは思えないこの感じはι」
「アハハハ〜☆それにさ、俺はツナの“天使”なのな。」
「…///…」
「ツナ、真っ赤になってる!可愛いのな〜♪」
ギュッ!
と、ツナを抱き締めた。
「あーもう!寒いから早く探して部屋に戻ろ。探すの手伝って。」
「はいはい〜。」
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