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□STEPyou
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―「ね?楽しいトコでしょ?」
「はい、そうですねー!カラオケやプールまでありますしねー♪って!ここ…ら、ラブ、ラブホテルじゃないですかー!!///」
「ワオ!知ってるんだ。来たことあるの?」
「ないです!大体…雲雀さんがよく知ってるはずですよ…あの…その…///」
「ああ…そうだね。綱吉の処「うわあああっー!Σ言わなくて良いです!言わないでください。」
「せっかくだから、フリータイムで部屋とったから。」
「明日、学校…ですよι」
「初めてだからゆっくり遊んでみたいでしょ?」
「ここで遊ぶって…。」
「部屋のオプションで遊んだり…使って遊んだり。」
「?」
「だから…。」
ベットの隣のチェストのカゴからテレビのリモコンを取る。
ツナもそれが分かるとテレビを見た。
ポチリ。
「○▽△◇?!〜///」
テレビ画面には裸の男女が映し出されていた。
「消してくださいー!!」
顔を真っ赤にしながら、クッションに埋めた。
テレビを消すと部屋はまた静かになる。
「君さ…本当に何もかもが初めてなんだね。」
「恥ずかしくないですか?えっちなビデオ借りるのも、本買うのも…持っててもどうして良いか分からないしι」
相当、恥ずかしかったのか衝撃的過ぎたのか嫌だったのか、涙目だった。
「うわあっΣ雲雀さん?!」
ガラスの水槽のプールのあるテラスにツナを抱き上げ連れて行く。
ベットに座っていので、ツナは靴を履いていなかったが、雲雀はプールサイドで靴を脱ぐと…そのままプールに飛込んだ。
急に服を着たままプールに入った泳げないツナは手足をバタつかせる。
雲雀は、ツナの手を掴むとそのまま自分と向き合う形にさせて、唇を重ねた。
ゴポッ…
その事で水中でも酸素が送り込まれる。
「…ふっ…。」
ザブンッ。
「はぁ、はぁっ…何するんですか?!」
「…僕はまだ君の事で知らない事が多すぎる。さっきだって…あんなのであんな涙目に困った顔になって…水族館の時もあん
な笑顔…。」

―僕だけが、君を好きな気がして不安なんだ。―

プールにつかりながら、支えていたツナをギュッ!と抱きしめた。
「雲雀さん…それはお互い様なんですよ?」

―俺もこんなに貴方を好きになったけど、いつまで幸せな時間が続くのかな?とか…小さな不安がいっぱいあって…。―

広がった波紋が小さくなる。
「綱吉…僕はずっと君が好きだよ…君は?」
「俺も…ずっと、雲雀さんが、好きです。」

もう誰にも止められない…。
少しずつ…もっと近付いて、触れ合って…知って…知る度にもっと好き合って行く。


*en…
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