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□STEPyou
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この間の休日に、学校があった為に、振り替え休日で今日は平日の月曜日なのに学校は静かだ。
それでもツナは学校に来ていた。
応接室のドアをノックする。
「あれ?」
返事がない…。
そろそろと中に入る。
「雲雀さんでも学校来ないひっー!!」
「私服で何やってるの?」
「雲雀さん!びっくりしましたー!!」
クルリ。と振り返り、顔を見上げ笑顔を見せた。(+上目使い。)
「…///…何か用?」
「はい!雲雀さん、水族館に行きませんか?」
良い返事を期待してキラキラ。不安気にウルウルとされる。
意地悪したいが、応えてあげたくなる。
「…良いよ。特に仕事もないし。」
「良かったー!!」
「ねぇ、今から行くの?」
「はい♪今…今日、行きたいんです。」
「そう…先に校門の前で待ってて。」

校門で待っていると、雲雀がバイクに乗って来た。
ポン☆とヘルメットを投げた。
雲雀のバイクに乗るの為に、ツナが小遣いを貯めて買った物だ。
「しっかり捕まってないと知らないよ。」
「はい。」
バイクに乗る時のいつものセリフだ。

「水族館って年中無休なんだね。」
「場所によってだと思いますよ。」
「ふーん。」
「チケット、チケット…はい。」
「どうしたのコレ?」
「母が懸賞で当てたんです…チビ達と母とリボーンとビアンキの分でギリギリだったんですけど、二枚死守しました。」
「そんなに好きだったんだ。」
「雲雀さんと来たかったんです。でも、雲雀さん、人多いとこ嫌いだから…今日しかなかったんです。」
「?」
「だって今日は平日でしょ?」
入場門をくぐると、館内は水中トンネルの様な水槽になっていて、自分達が水中散歩をしている気分になる演出だった。
「今日なら人も少ないから雲雀さんも大丈夫だと思ったんです。///ーうわあ!」
雲雀が頭を肩近くに寄せた。
「‐…ぁりがとう…‐。」
小さく耳元で囁いた。
「///」
少し嬉しそうな照れた小さい声のお礼が、嬉しかった。
「綱吉…手。この位薄暗ければ平気でしょ?」
手を差し出す前に手を取られ、しっかりと握り締められた。
歩いて行くと段々と明るくなって行き、出口に着いた。
「スキューバ―ダイビングってあんな感じなんですかね?」
「その前に君は泳げるようになりなよ。」
「ι」
「…ねぇ…これから君が初めて行く場所に連れて行ってあげるよ。」
「え…怖いとこは嫌ですよ。」
「大丈夫。」

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