最初

□さくらんぼ
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―夢を見たのはいつぶりだろうか…しっかりと覚えてる夢なんて…きっとあの子が出てきたからだ。
しかも、昔の…幼い頃のあの子。―
「夢に人が出てくるのはその人に会いたいから…向こうが会いたいと思ってくれてるから…どっちだっけ?…馬鹿みたい…。」
感傷に浸って考えたが呆れてしまって考えるのを止めた。

―いつも側に居てくれて頼りにる幼馴染み…友達が出来たら急に意地悪になって…俺の悪口ならともかく友達の悪口ばかり…喧嘩をした…始めて…。―
「何で昨日だったんだろう…昨日は…。」
溜め息をついて布団に丸まる。
「何?」
「えっΣ」
「おはよ…いや…もう午後だしこんにちわ?…僕と喧嘩して泣いてた?」
「泣きません。何のご用ですか?」
「君にコレあげる。」
「……あのコレ……ι」
「夢見てね思い出したの…綱吉、僕のお嫁さんになるんだよね?」
「いつの話しですかー!?///」
「僕は嘘嫌いだよ…僕のこと好きでしょ?それに、今、綱吉の周りには悪い虫がツイテルから、虫よけになるでしょ。」
「友達を虫扱いしないでください!!」
「一応、ごめんね。」
「一応ですかιでも…俺は昨日何もあげれませんでした…。」
「そう思うんなら、貰ってよ。ソレを貰った君を貰うから。」
「……あんまり良いもんじゃないと思いますよ…。」
「僕は君しかいらないよ。」
「そうですか…遅れましたが…お誕生日おめでとうございました!!」
「ありがとう。」


*end*
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