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□我が唯一の姫君…
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放課後になり、掃除もない三人は、授業が終わると同時に学校から出て、街に出てきた。
「どこ行こうか?獄寺君と山本はどっかある?」
「俺は何処でも良いっス!」
「俺は、帰りにスポーツ用品店に修理出したの取りに行ければ良いのなー。」
「重いものなの?」
「全然。」
「じゃあ、先に取りに行ったら?その方良いよ。」
「そうか?」
「そうだよ…。ねぇ?」
「十代目が、良いなら…。」
「俺と獄寺君は待ってるから、山本、取って来なよ。」
「おう!ありがとなー!!」
山本が用品店に行くと、獄寺はツナと二人な事に気付く。
「えーと…あのさ…俺、靴屋さんに行きたいんだけど良い?」
獄寺は上機嫌で返事をする。
「ありがとう。靴欲しかったんだけど、色々あるし、獄寺君、お洒落だから、一緒に行けたら良いなって思ったんだよ。」
素直なツナの言葉に感動しながら照れてしまう。
「そんな…十代目に誉めて、頼りにしていただけるなんて…。」
「獄寺君、大袈裟だよιあっ、ここだね。うわあっ…どれ良いかな?」
「メーカーによって、サイズとか作り違いますからね…コレとかどうスか?」
棚を一目見渡して、黒いスニーカーを手に取る。
「カッコいいー!」
店員に試着の許可をもらって鏡の前で何足か試した。
「(十代目、足も小さいし、足細えっー…すげぇ白い…)…もう一つ、小さいサイズにしてみませんか?」
「あるかな…?」
「なけりゃ、別な店に行きましょう!」
「うん!でも、あんまり遠くだと山本、分からなくなっちゃうよι」
「そうスね…。」
ツナに頼られ、二人きりで舞い上がり、すっかり、三人で来ていた忘れていた。
山本も合流して現実を痛感した。
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