最初

□Cherish〜side.山本
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「おい、野球馬鹿。ちょっと話がある。」
「何だよ。」
掃除が終り、職員室にいる先生に報告して教室に戻る途中に獄寺から声をかけられる。
「…十代目と何があった?」
「…何で、俺に…嘘ついても無駄か、お前、ツナに関しては鋭いから。告ったんだ…。」
「!…つうっ…」
「殴るなら覚悟出来てるぞ。」
「てめぇに言われて殴るか。」
「まだ、返事もらってないんだ。」
「そうか。ざまぁみろ。」
「酷でーのなー。」
「お前はそれで良いのか?まぁ、返事がないのが答えだったりしてな。」
「…。」
「チッ…今日は…用事あんだ…十代目の事しっかり、お守りしやがれ!!じゃーな!!」
舌打をして、後ろを向いて中指立てて階段を登って行った。
「ありがとな。」
獄寺がツナを好きでいる事は見て分かっていた。
自分が抜け駆けした気分にもなっていたのも事実だった。
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