最初

□Cherish〜side.ツナ
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気付くと涙で視界が歪んでいた。
「ごめん…山本…ごめん…俺は…。」
ようやく答えに辿り着いた。
そして、答えを出すことを決心した。
「リボーン…ありがと。」
「別に俺は何もしてねぇ。」
「もう遅いかな?待たせ過ぎだよね。」
「さぁーな。後悔はするかもな。友達も危ういぞ。」
「…仕方ないよ…その時は。」
「ちったぁ、成長したか。」


「ツナ―、帰ろうぜ。」
「部活は?」
「今日は職員会議で休み。明日だったら良かったのなー。」
「そうだね。ところで獄寺君知らない?」
「…用事で先に帰るって。」
「そうか。」
「ツナが見付からないから俺に嫌々言ってた。」
「あっははは。」
ツナは自分の気持を分かってからは無理矢理にいつも通りをする事はなかった。
前より気持がずっと楽だった。
「じゃあ、ここで。」
「おう。」
「山本!コレ…。」
鞄から箱を渡す。
「何だー?プレゼントなら明日だぞ。」
「うん。でも、その前にちょっと…。それ、ラジオなんだ…今夜のさ…11時からなんだけど、聞いて欲しい番組?があるんだ。そのまま電源入れてくれれば聞けるはずだから。」
「分かった。」
「じゃあね!」



*end〜side,山本で完結です*
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