最初

□Cherish〜side.ツナ
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―「…ツナ…好きだ…」―
ここ、2、3週間、ツナの頭の中に響く親友の声。
ボーとしてしまうとハッキリとその日を思い出してしまう。
親友から告白された後、自分は教室から逃げてしまった。
次の日は会ってすぐ顔を背けてしまった。
謝ることも出来なかった。
自分の人付き合いの悪さが嫌になる。
人付き合いの巧い彼はいつもの笑顔でいつものスキンシップでいつも通りに接してくれた。
「うわあっι」
「てめぇー!十代目に気安く触んなー!!」
「獄寺君!ダイナマイトは駄目だって!!(いつも通り…)」
ツナもそう自分に言い聞かせた。

―昼休み
獄寺がパンを買いに行くために山本と二人きりになる。
話をしているが空気は微妙だ。
ツナは必死に会話が途切れないようにしていた
「でさー…リボーンの奴、ランボを泣かせて…」
「そりゃー、大変だったのなー。しっかし、ランボも懲りないな。」
「本当にね。」
ここで少しでも会話が途切れたら、もう“いつも通り”には行かない気がしたからだった。
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