Daily Love
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予鈴が鳴って、入江先輩は戻った。
この恋は一歩でも進んだと言えるのかな?
「あのさ琴音、ずーっと気になっててあえて言ってなかったんだけど、」
イタズラっぽい笑みに指摘された。
「きゃっ……!!」
夏服のシャツの下から、うっすらと姿を見せる下着。
これで入江先輩と話してたなんて…!
「天然の色仕掛けができたじゃん!鼻血出した甲斐あったね!」
「ううー…」
「でもほんとに安心した。
琴音がまたこうやって恋してるから。」
自分のことのように喜んでくれる大親友。
ありがと、って、笑い返した。
これでいい。
入江先輩に精一杯恋をして
私は過去を乗り越えるんだ。
continue..