ネウロ
□石垣荀
1ページ/2ページ
〜罰当たり〜
今貴方は
普段からは考えられない程
いきり立った表情でわたしを見ている
やめて……
そんな目で見ないで……
何時もの荀に戻ってよ………
貴方が怒っているのは
ほんの勘違いだよ……?
「ねぇ、信じてっ。」
散らかった部屋
足の踏み場はあるけど
すぐそこに画鋲が落ちてるのが気になる
「お前、ホントに先輩のこと何も想ってないんだな…。」
「さっきからそう言ってるじゃない…!
何時までもそんなこと言ってたら、
罰当たるよ…!!」
とうとう堪えていた涙が溢れ出し始めた
流石に涙を見た貴方は
表情を逆転させ
わたしの方へゆっくり足を進める
「荀…あ、の…。」
「…ごめん…強く言いすぎた……。」
「うん…もう良いよ…
だからそのっ…。」
「…ん…?」
「足元に画鋲「ぎゃああああ!!!!!!!」
罰が当たったんだ……
,