Sixth year

□◆第三章 適任◆
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列車に乗った生徒達とほぼ同時にホグワーツに着く事が出来た三人。

驚くことにジェームズは意識のないルリを抱えていてさえ、ほとんどスピードを落とすことなく飛行してみせた。

「ルリッ!」

ピーターから説明を受けていたのだろう、城の玄関ホールでは心配気な表情でピーター、リリー、リーマスが待っていた。

「眠っているの?」

シリウスに抱き上げられているルリの額にリリーがソッと手を当てる。

「マダム・ポンフリーに看てもらおう」

ジェームズの説明を聞きながら…彼らは急いで医務室へと向かう。

しかし、そこへ辿りついた彼らの目に無情な張り紙が映る。

「急用のためホグワーツに戻るのは明日以降…緊急時には寮監に相談すること…か」

「くそっ」

シリウスの悪態にびくりと身を竦ませるピーター。
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