短編集

□2011年明けました企画【企画倒れ】
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???
「頼まれちゃった」

兎獣人の男
「頼まれちゃった。じゃない!! 貴方は何にもわかっちゃいない!!」

虎獣人の男
「…そうでございますぞ。貴方はもっと他にやるべきことがあるはず」

???
「大丈夫だって。こっちに呼んで、記憶消せば良いんだから」

兎獣人の男
「……こ、こっちに呼ぶだって!? もしものことがあったらどうするつもりだ!!」

虎獣人の男
「2番と3番なら我々でもなんとかできますでしょうが、1番の者達に刃向かわれては、今の状態ではどうしようもできませぬぞ」

???
「新年の企画なんだし、良いんじゃない? 大丈夫だよ、基本優しいし。楽しんでくれるって」

兎獣人の男
「……あのな―――」

???
「2人が僕と一緒に寝てくれるんなら、諦めるけど?」

兎獣人の男
「………分かったよ! やればいいだろ」

???
「一緒に寝てくれないんだ?」

虎獣人の男
「彼も私も、毎晩が忙しいものでして……」

???
「きゃー、大人ってえっちー」

兎獣人の男
「……つーか、上のは何だ」

???
「あぁ、台詞の上の名前のこと? 今回は登場人数が多いから、こうしないと面倒なんだって」

兎獣人の男
「……じゃあやんなきゃいいだろ…」

虎獣人の男
「今年は貴方の年。そう言わずに楽しんでは?」

兎獣人の男
「んじゃあ、今年はいつもの倍ヤって良いってことか? それならイイぜ?」

虎獣人の男
「…仕方ありませんなぁ」

???
「あ、呼んだら来てね。催しの準備とか手伝ってもらうから」

兎獣人の男
「…他の奴らは? 10人いれば平気だろ」

???
「今年は君の年なんだから、君が彼等にもサービスしてあげないと」

兎獣人の男
「…りょーかい」

???
「…楽しみだなぁ……」
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