__〜赫色の玩具の事〜__

□__〜プロトタイプ〜__
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□研究所内の人口森林で息を潜めて、そして冷静に茂みで思考する碧いロングコートとマフラーを巻いた1体の【SEED(Seed=S)】
 彼の名前はAZATO、世界最高技術を持って生出された【Seed・∞】のプロトタイプ(試作機)。

追手は兵器型【S】が3体……、
逃げるか?戦うか?
この子を置いとく訳には……。

 AZATOの腕にはAZATOと形は同種だが色が赫色のロングコート、そして赫色の帽子を被った少女の様な外装の【S・∞】がグッタリとしている。

やっぱ戦うか、
守る為にな

と覚悟を決めたのか赫色の【S・∞】を地面に優しくない寝かせ、腰に差した大太刀を静かに構える……、


近付く追手、
高まる機械の心音、
始まる葛藤……

殺れるか?俺に?
殺るしかないな、
俺が……、

『御兄様』と静かに言うと、刀一本にして敵の真中に跳躍する……。





...END
 

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