短編

□願い事を空に
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笹の葉に願い事を。

天の川が運ぶ、たくさんの夢を。




7月7日
突然、乱菊さんがたくさんの紙の束を持って出勤してきた。もちろん、遅刻だ。

日番谷隊長が怒っているのも完全無視で、紙をみんなに配っていく。


『乱菊さん、これ何ですか?』

「短冊よ、た・ん・ざ・く!
今日は七夕だから願い事書くの!さっ、アンタも隊長も書いて」


それだけ言うと乱菊さんは紙の束を持って走り去って行った。

「松本ー!!」


本当にさっきといい、今といい隊長が怒っていることなど全く気にしていない。慣れって恐ろしいね、乱菊さん。







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