D.Gray-man小説

□散りゆく蓮は命の灯
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───何でだよ

───何で居なくなるんだよ

───俺を置いていくなよ

───お願いだから

───一緒に連れてってよ


【散りゆく蓮は命の灯】


『ユウ〜』

いつもの聞き慣れた声が後ろから聞こえる

───名前で呼ぶなと言ったのに…

『何だよ』

振り向くと赤毛の眼帯少年、ラビがひらひらと手を振ってこちらに歩いてくる

『おはよう』

『それだけか?』

『おはようっ!』

挨拶を返してくれなかったせいか、ラビは少し怒ったようにまた挨拶をした

『おぅ…』

返事をするとラビは満足したように微笑み、部屋に戻っていった

『何だ…アイツ?』





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