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□『鳴らない電話』
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夕立ちもやがて静かになって
雨水ははけ口を探し流れ出した
音のない部屋でまた拾う携帯
捨てられない君の言葉
想い出が廻る
いつから僕は君の心を呆れさせてしまったのだろう
「ごめんね」なんて
キレイな言葉
引き止めることも出来なかった
鳴らない電話をただ握りしめているだけで
消せないメールを何度も読み返す
もう少しだけこのままで
好きでいさせてくれないか
もう戻れないなら
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