追憶の彼方の記憶〜remembrance〜


□八章:同級生
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八章:同級生




次の日の朝も瞳夜はいつも通りに学校に通う。

「いってらっしゃいませなのよ。」

「…………あ、ああ。」

瞳夜もフラットに突っ込むのは止めた。(勿論疲れるから)

今日も昨日と同じように学校に行き昨日と同じように席に座った。

なに1つ変わらない、日常。

「おっはよ〜、瞳夜!」

「ん?……ああ、翠夏か。」

「なにその返事。つれないのー。」

「……………………」

「この私を無視するわけ?…ま、いいけど。」

翠夏は今日はあっさりと身を引いた。

「…なんだお前。今日はやけに諦めがいいな。」

「ふふっ。今日の翠夏ちゃんはご機嫌なんです。」

「ふーん。あっそ」

瞳夜はまったく興味がないようで机に肘をついて遠くを見つめてる。

「……ちょっと、こればかりはきいてもらわないとねー。」

グイッと瞳夜の頭を掴んで無理矢理こっちを向かせた。

「いたたたたたっ!!!何すんだよ!!!!」

「なんと今日はね、」

いつも通り翠夏は瞳夜の言葉は無視するわけで…

「私の嫁である優奈が久々に学校に来るのよ!!!」

いつから嫁と決めたんだ。

「本当に久々だから、ドキドキする!まず会ったら思いっきり抱き締めて────」

(その子が無事でいることを願うよ。)


でもその前に……、

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