その他

□側にいて
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「なーにやってんのー?」

『ときメモ。かの有名なあれ。』

「金月さんっすか?」

『違うし。』

「うわっ!名前呼んだし!
発音キショ!」

『そうそう。
このゲーム人達発音オカシーのね。』

「あれ?女の子が主人公?」

『そうそう。
それでね教師の人を攻略してるんですけどね、この人休日に教え子呼び出して、課外授業とか言って二人でデートしてんのよ。』

「・・・犯罪的だ。
無理があるね。」

『せんせーしらないことしりたいのー
せんせーねぇせんせー』

「地獄先生?」

『そうそう。
相対性理論。友達が好きなのよ。

・・・なんか飽きたし。』

「そう?
じゃあアイス食べに行かない?
俺食べたい。」

『太るから良い。』

「そう?
じゃあバイオやっていい?
この前の続きしたい。」

『えーセーブ消したかも。
つか真吾下手くそだから見ててもすぐ死ぬし。』

「じゃあ何するの?」

『・・・なんでなんかするの前提な訳?』

「遊びに来たんだから遊びたい。」

『・・・勝手だな君は。
なんとかとか言う大会に出るのに私を一人にするのに。』

「・・・ごめん。
でも今年は出ないから。
側にいるから。
ときメモの名前呼び機能じゃなくて俺が呼ぶから。」

『良いよ。
ちょっと拗ねてるだけよ。落ち込まないで。』

「そう?」

『うん。
それにセーブも残してあるよ。
アイスも冷凍庫にあるから取ってきたげるね。』

「ありがとう。
俺、嬉しいよ。」

『私も真吾がいて嬉しいよ。』






KYじゃない真吾。
ときメモは唯一やったガールズサイド。なかのひとつながり。


 

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