KINGDOM HEARTSの裏

□クランクイン
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練習室に着くと、シェイドが剣を用意して待っていた。
「これ、2人の剣ね」
そう言うとシェイドは、ソラにキーブレード、リクにソウル・イーターを渡した。
「これが、キーブレード……」
「かっこいーっ!」
2人はそれぞれの剣を手に取ってみる。
「ほら、ライトハーツさん。あなたの剣」
シェイドはライトハーツに練習用の剣を向けた。剣の先がライトハーツの顔の目の前ギリギリにある。
「刃を向けるな、刃をっ!!」
そう怒鳴るとライトハーツは、シェイドから剣を受け取り、どこかともなく出したハリセンではたいた。
「ダベパッ!!!!」
シェイドは、はたかれたところを手でさすりながらフラフラしている。見ている限り、かなり痛そう。
「ライトハーツさん……そのハリセンは、いったいどこから?」
ソウル・イーターに夢中で、2人の様子を全然気にしてないようだったリクがライトハーツに問いかけた。
「ああ、これ?常に持ち歩いてるんだ」
「凄いですね。……ソラ、お前大変だな」
「まあ……」
俺、ライトハーツさんがあんなの持ち歩いてるなんて知らなかった……。気をつけなくちゃ。
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