精神病院通院作法



…精神が疲れたら

1.病院を探す…精神の病気ではないかと思い非常にせっぱ詰まっている状態ならば、まず病院に行きましょう。でも、病院はどこに行けばいいか分からないというのが現実でしょう。手っ取り早い方法は、タウンページの電話帳から近所の精神科や心療内科を標榜しているクリニックを探すことです。この時、できれば入院施設があるような大きな精神病院や大学病院などの大型病院は避けましょう。大型病院の場合、お医者さんは非常にたくさんの患者の診察を絶えず受け持っているので、あなたはお医者さんの診察を受けるまでにかなりの時間待たされる可能性が高いからです。よって、近所の個人経営のクリニックへ行くことがベターかと思われます。ただし、昨今の情勢から、精神科に通う人口が近年増えているので、クリニックだとしても混雑している場合がありますのでご了承ください。でも、大型病院ほどではないと思いますが。あと、タウンページの電話帳以外には、自治体が運営する保健センターを訪れて医者を紹介してもらうという手もあります。保健センターが受ける相談のうち多くは、この精神系の病気に関する相談が多いそうなので、向こうは慣れてらっしゃると思います。よって、気張らずに保健センターの扉をたたくことはそれほどプレッシャーにならないと思います。あと、精神科・心療内科の病院やクリニックは怖いところではなく、極々普通の患者さんがほとんどです。あまりの普通さに拍子抜けするくらい穏やかな待合室なので、恐れることはありません。

2.初診…通うお医者さんが見つかったら、初診の前に準備しておく物を整理しましょう。健康保険証は必ず持っていきましょう。お金は1万円もあったら余裕ですが、5千円以上かからないと思います。おそらく3千円くらい。お金は余裕を持って用意しておきましょう。あと、できたら今の自分の状況や症状など何かの紙にまとめておくというのも良いかもしれません。お医者さんとお話(カウンセリング)をする時に、患者がうまく自分の状態を説明できないということが多々あるので、そのことを順序よくお話しできるとお医者さんも患者がどんな症状かを的確に診断する近道になると思います。そしてリラックスしてお医者さんとお話をしてください。

3.お会計…○○さ〜んとお会計を受付にて支払うのですが、その時に「精神通院医療費公費負担制度の申請をしたいのですが…」と一言言いましょう。精神通院医療費公費負担制度とは、精神科の病気(てんかんを含む)の治療で、病院や診療所に通院する際にかかった医療費の自己負担分を公費で一部負担する制度です。この制度を利用すると、かかった医療費の90%が医療保険と公費で賄われ、自己負担は10%だけで済みます。つまり、2千円かかった医療費自己負担額もこれで千円だけで済むということです。これはかなり大きな差になるので、絶対申請をしておいた方がいいです。是非申請しましょう。

4.病院を出て…初診はどうでしたか?お医者さんとの相性はどうでしたか?クリニックの雰囲気はどうでしたか?こんな医者にもう2度と訪れたくないですか?もし、万が一、どうにもこうにもこの医者とはこれからやって行けそうにないと思ったら、私の場合はすぐに別のお医者さんに診てもらうつもりでいます。(今までそういう経験はなかった)自分とあわない医者とやりあっても、生むべき物は決して自分にプラスになるようなものじゃないと思います。だったら、別のお医者さんを見つけた方が自分の病気の治癒への近道になると思います。

5.家に帰る…薬はもらってきましたか。食後なら、早速飲んでみるのがいいと思います。けれど、すぐには薬は効いてはくれません。1週間たってから、ようやく効果が出始めるというのが精神の薬のほとんどです。もしかしたら、もっと時間がかかるかもしれません。また、薬が効かないということもあります。お医者さんはいろんな精神の薬を試していき、その患者にあった薬を探すという作業も一緒にやっているのです。それは根気のいる作業です。もし、薬があわず、苦しいのであれば、予約外でクリニックに駆け込んでもいいと思います。そして、薬が合わない旨の話をして、薬を変えてもらうということをやるべきだと思います。

6.入院?…もし通院では生活上問題で、じっくりと病気を治療することに専念するのであれば、お医者さんは入院を勧めてくることがあるかもしれません。入院すると集団活動になります。そして、病院の規則にのっとって、生活をしなくてはなりません。これが苦痛になる人もたまにいます。その時はよく考えて行動に移りましょう。私の場合は、それほど入院は苦ではなかったでしたが。

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