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さよなら愛した人
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求めてはいけないものを求めてしまった
抱いてはいけない感情を抱いてしまった
でも、後悔なんてしてないわ。



その感情を抱き求めてしまうことは私たちにとっては致命的だった。
何気ない会話、日常。
そんなありふれたことが続いた日々が何よりの宝物で。

宋との全面戦争が始まればそんなありふれた日々も決して戻らなくなるかもしれないと、そう私たちは覚悟をしていた。
そして火蓋は切って落とされた。



覚悟はしていた。
愛しい人、もしくは私がいなくなってしまうこと
離れていってしまうことを。
覚悟していたはずのその痛みに貫かれ目からはとめどなく溢れてくる涙は頬をつたい赤く染まった愛しい貴方に落ちていく。
泣いている私に貴方は最期に生き続けこの宋を皆で変えてくれと言い、接吻をした。

貴方との最期の接吻は鉄の味がした。









決して忘れないわ


願いが叶うのなら
出来るなら
生まれ変わって来世でも貴方と愛し合いたい。















さよなら愛した人
(また、逢いましょう)













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