Librobreto UVerdaj tagoj

□Giving Tree
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―緑が零れる 光が溢れる―

全身が受け止める

この感覚は

ずっと恋い焦がれてきたものなのだ






風が通り過ぎる度に、目に映る緑の煌めきは、その色合いに様々な奥深さを孕み、木の葉が抱え切れずに逃してしまったまばゆい切片は、頬に、髪に、衣服に落ちては溶けゆく。


そんな中彼は寝転んでいた。


背には草の先端の感触が擽ったい。


またしても風が吹き、運ばれて来たのは、草の青みある香りと土の匂いが絶妙に調合された、清々しい薫りであった。


それを胸一杯に吸い込んで、寝そべったまま手足を思い切り伸ばす。


それから右に寝返りを打つと、そこに二本の足があるのが目に入った。

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