小説

□Happy birthday cake
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「今日は、恭弥の誕生日だ!」
「クフフ。そうですね。」
「!?骸!?」
「何です?」
「恭弥は渡さねぇ〜ぞ!」
「それは、こっちのセリフです。」
「何〜!!」

バチバチ

「君達、何してるんだい?」
「恭弥!!」
「雲雀君。」
「なぁ恭弥、何かほしい物あるか?」
「なっ!今僕が言おうと…!」
「ない。」
「「えっ!?」」
「恭弥…お前。」
「今日が何の日か分かってないんですか?」
「?何?」
「「分かってない!!」」
「恭弥、今日はお前の…」
「誕生日…ですよ?」
「…あぁ。そういえば。じゃあ…ケーキが…食べたい。」
「!!(恭弥…可愛い!!)」
「クフフ。(雲雀君らしいですね)」
「なっなんだい!!いいじゃないか!!///」
「じゃあ、俺が作って「そうはいきませんよ。作るのは僕「いいや!俺だ!」

バチバチ

「君達、いい加減にしないと」
「恭弥は俺のしか食べな「僕のだけです!」
「咬み殺す!」

ヒュンヒュンヒュン。
バキッ!
ボキッ!
ドゴッ!

「「ギャ〜!!」」

「…まったく、君達は。」
「いてて…」
「本気で来ましたね…」
「はぁ〜。じゃあ、こうすれば?二人でケーキを作って僕が美味しいと思った方の勝ち。」「おぉ〜!!」
「それはいいですね。」

バチバチ

「(いい加減にしてほしい…)」


「じゃあ、さっそく作るか!」
「負けませんよ。」

1時間後…

「できた!!」
「僕なんかとっくにできていましたよ。」
「何!?」
「じゃあ、さっそく…って君達、ふざけないでくれる?」
「「えっ?」」
「骸、幻覚で誤魔化すな。ディーノ、焦げてる。」
「「(バレた…)」」
「作り直し。」

1時間後…

「できたぜ!」
「こっちもできました。」
「…ふ〜ん。なかなかいいんじゃない?…ただ骸、なんで君は自分で作ろうとしないの?骸、作り直し。」
「…はい。」
「ふっ。勝ったな。」
「(ムカツク!)」
「じゃあ、食べるよ。」
「おう!」
「…モグモグ…しょっぱい。」
「えっ?…あっ!塩と砂糖間違えた!」
「…作り直し。(だいたい、今時塩と砂糖を間違えるなんて…ありえない…)」

1時間後

「今度こそできたぜ!」
「できました。今度は自分で作りましたよ。」
「じゃあ。」
「…モグモグ…うん。いい感じ。美味しいよ。」
「やったぜ!」
「なっ!雲雀君、僕のも食べて下さい!」
「うん。…モグモグ…こっちも美味しいよ。」
「やった!」
「で、」
「どっちなんですか?」
「…う〜ん。…引き分け。」
「「えぇ〜!?」」
「やっぱり、ここは闘って勝った方が!」
「奇遇ですね。僕もそう思っていたところですよ!」

バチバチ

「モグモグ…」

なかなか美味しい。と思いながら二人の闘いを見ていた雲雀であった。

この後、雲雀はケーキを二つとも完食したとか、そうでないとか…


end.


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