小説

□ヤキモチ
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…ムカツク。今日の事を思い出すと、むしょうに腹が立つ。なんなのさぁ。あの人は。

「恭弥〜!遊びに来たぞ〜!」
バン!
ノックしないのはいつもの事。それより、今はこの人が僕のストレスの根元になっている。
ギロッ
「何か用があるの?どうせ僕には特に用もないくせに。帰れば?」
「なんだよ〜冷たいなぁ〜。恭弥、何怒ってんだ?」
しらばっくれて…やっぱりムカツク。
「別に怒ってなんかない!邪魔だから帰って!」
「?なんだよ恭弥。俺の事嫌いか?」
「…じゃあ、あなたはどうなの!僕の事どう思ってんのさ!」
「もちろん好「嘘だ!」
「なんだよ急に。何があったか説明しろよ。」
分かってるくせに!
「今日、僕の知らない女と楽しそうに歩いてたくせに!彼女なんじゃないの?どうなのさ!」
ムカツク!あの女も、ディーノも!
「…恭弥?それって…ヤキ「答えてよ!」
「フッ。恭弥、あいつは仕事仲間だ。彼女なんかじゃない。それに俺は恭弥の事好きだぜ!」
なにそれ。そんな…言い訳…
「それに、嬉しいぜ!恭弥がヤキモチ妬いてくれて!俺は幸せもんだな!」
なんなのさぁ。そんな笑顔で言われたら…信じるしか…ないじゃないか。
「…本当に?嘘じゃない?」
「嘘じゃないぜ!あいつとはなんでもないし、恭弥の事は好きだ!」
「…今回はディーノが悪いんだからね。僕は謝らないよ。」
「フッ。ハハハ!分かったよ。ごめん。でも恭弥、もし恭弥が悪くても…謝らないだろ?」
そんな事ないよ。…たしかに僕はなかなか謝らない。けど…
「…今日は、僕も…少し怒りすぎた。だから…ごめん。」
「!?恭弥…嬉しいぞぉ〜!!やっぱ俺は幸せもんだ〜!恭弥にこんなに愛されて「調子に乗らないでくれる?僕が一体いつそんな事言った?」
「照れんなって!」
「…咬み殺す!」
「わっ!ちょっ!冗談!!冗談だって!!」
「問答無用!」
ギャ〜!


end.




あとがき
ディーノさんは部下がいないとやっぱりヘタレ。
珍しく素直な雲雀さんに喜んでその後自爆…
少しギャグまじりな感じにしてみました!(≧∀≦)/
書いていて楽しかったです。
これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
 

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