小説

□雨の日
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雨の日は嫌いだ。なんだか退屈で、憂うつになる。ただでさえ今日は雨で憂うつなのに…あの人がいない。

僕はいつものように風紀の仕事をしていたのだが…
「はぁ〜。」
はかどるはずがない。だって今日はこんな天気だし、それに…あの人がいない。
「ディーノ…」
そう、ディーノがいないんだ。ディーノは仕事があってイタリアに行ってしまった。
「はぁ〜。…憂うつだなぁ。あの人…早く帰ってこないかなぁ。」
いつからだろう?こんな気持ちになったのは。

僕がこんな気持ちになるなんて…ありえない。

僕は群れるのも群れてる奴も嫌いなのに…あの人には心が許せてしまう。…なんで?

ドタバタ…バン!

「恭弥!!」
ノックもしないでドアを乱暴に開けたのは…
「…ディーノ?」
ディーノだった。慣れ親しんだディーノの声を聞いて思わず泣きそうになった。
「ごめんな。仕事で…恭弥、怒ってるか?」
まさか。ディーノに会えて嬉しかった。だけど僕は…素直じゃないから。
「なんで僕が怒らないといけないの?むしろせいせいしてたところだよ。いつもの五月蝿い奴がいなくなって。」
「恭弥…。」
でも、今日は。少しだけ…少しだけ素直になろう。
「…うそ。あなたがいなくて…少し寂しかった。僕、あなたのこと…少し好きになったよ。」
「恭弥!!嬉しいぞぉ〜!!」
ポコッ
「いてっ!」
「勘違いしないでよね。“少しだけ”なんだから。」
たまには素直になるのも…悪くないかもね。
「恭弥ぁ〜!少しだけなんて悲しいこと言うなよぉ〜!」
「…調子に乗らないでくれる?咬み殺すよ。」


end.




あとがき
初ディノヒバです。
う〜ん。なんか…こんな物でいいのでしょうか?(-_-;)
まぁ、これからもがんばって書きます!
駄文でスイマセン(汗)

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