LONG fast

□MP:21 弾丸アドベンチャー
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「ルーシーか…わたしも話してみたいなー」
「魔法プレートのせいでわかんねーらしいからな、普通は」

とりあえずネクタイで落ちないように支えられるルーシー

「ここ見てみ」

九澄が指す場所は別に一見何ともない普通の地面
だけど彼が腕を突っ込めば地面を通り抜けた

「さっすが九澄くん。よくこんなの見つけたね」

(見つけたのはマンドレイクなんだけどー)

「と、とりあえず行ってみようよ」
「んじゃ先行ってみるわ」

と言う事で先頭に九澄、間に2人、しんがりに凛の順番で入ってみる事に
なんか下の方でもめてるような…
愛花が進んだのを確認して自分も急いで中に入った

「ってアレ?大賀と観月さんは?」
「私が来た時にはもういなくて…」

何だそれ
怪訝な顔になる凛
九澄は体力と根性で何とかなるかもしれないが観月が心配だ

「わたし探してくる!愛花ちゃんはここにいて」
「え!?ちょっと待って!凛ちゃーん!!」

猛ダッシュで奥へと走る凛
愛花も追いつこうとしたが元の運動神経が違う。あっという間に姿が見えなくなってしまった
するとばったりと九澄とでくわした

「大賀!」
「凛!柊は?」
「向こうに居るよ…ってちょっと、大賀〜!?」

観月さんは?と聞こうとした凛の腕を引っ張って来た道を戻る九澄
一体何があったのだか
とりあえず愛花がいるであろう場所へと逆戻りしてしまった

「ってアレ!?愛花ちゃん!?」
「柊〜ドコだオイ!!」

先程までいた筈の彼女がいなくなっていた
慌てて探し始める2人

本人はと言うと…

(んもーひどいよ2人とも。置き去りにしてくなんて…)

限りなく透明な私(クリアクリーン)で姿を消していた

「くそっ!何てバカなんだ俺は!!」
「愛花ちゃん!!」

愛花がいない事に焦り始める2人
それを見て少しやりすぎただろうかと思い始めたころ…

「順序が逆になっちまうがこりゃ観月を先に見つけてから柊捜すしかねーな…」
「え!?観月さんまで?わ、わたしも行く!!」

またしても走り始める九澄を慌てて追いかける凛
それを後ろから愛花も追いかけていた
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