LONG fast

□MP:18 お披露目タイム
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「案外実力以上の力出せるかもしれないし、2班ともどうかしら?いい?」
「別に私らは…」

構わない、と答える三国だったが
それに横やりを入れる生徒がいた

「あーら本当にいいの?それじゃ九澄くんと加水さんのお陰でいい成績取れてたのがバレちゃうんじゃないの?」
「皆口!!ちょっとソレどーゆう意味だよ」
「どうって…そーゆう意味なんだけど?」

何だかもう始める前から闘志満々だな
睨みあう二人

「コラ!!ケンカはダメよ
 …でもそうね、ゴールドプレートが2人もいることだし、折角だからこの2人には直接対決してもらいましょうか」
「いい!?」「え!?」

なんでこんな展開に…

(まぁでも柊先生いるからなんとかなる、よね?)

「じゃそこの2人から始めるわよ
 では3班皆口さんから!!」

彼女の魔法は何度か見た事があるが基本は強化系らしい
結構使い慣れてはいるみたいだが…

「うりゃ〜」

なんとも頼りない掛け声で柱を破壊する彼女
破壊力も強度も高い
だけど彼女自身がその巨大な斧を使いこなせていない

反対に三国はヘアピンを巨大化させた
そして器用に彼女の砕いた柱の欠片を集める

「ほ〜続いて6班の三国さん」
「ヘアピンは迫力としては弱いが素早さと機能性は高いかな」
「強化系同士としてはどちらもいい線いってるカシラ」

中々の高評価だが柊は少し違った

「いや三国の方が使いこなしでは上だな。形状変化も取り入れている
 逆に皆口は自分の魔法にふり回されている印象だ」

ひょい、と手に取り皆口の斧を振り回すのは三国
彼女の方がよほど使いこなしていた

「んーコレ私には丁度いいけどあんたには重すぎるんじゃないの?」

周囲からも歓声が高まる

「一人目採点3班皆口7点!6班三国8点
 まずは6班の優勢」



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