LONG fast
□MP:18 お披露目タイム
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「いいですか?先生の話はちゃんと聞くんですよ
では実技に入りますけどその前に一つ…
現在のところC組では3班と6班がほぼ同等に好成績を上げています」
3班のメンバーは先程の津川と、委員長(下田)・皆口・舟木・影沼
確かにクラスでも上位に食い込む面々ばかりだ
「第三試験の結果次第でどちらかがC組トップになると思います。両班ともしっかりやってね。せっかくだしこの両班は審査を最後に回しましょう」
その言葉に単純に喜ぶ班員達
喜んでばかりもいられないのがゴールドプレート達
まったく、なんでこんな事に…
「オウ九澄!!負けねーからな」
(大賀に負ける人なんていないよここには)
津川の元気な声に肩を落とす凛だった
次々と自分の魔法を披露していくクラスメート
その間に逃げ出そうとしている九澄
「大賀…」
自分も一応ゴールドプレートなのだが
彼の頭の中には柊の事しか入っていないようだ
と、誰かにぶつかる九澄
その人物こそ彼が待ち受けている人物そのものだった
「柊先生」
「監査に来ました。少しおじゃましますよ」
「来るの遅すぎだろ。気ィもませやがって」
「まぁまぁ。お陰で助かったんだし」
頭にでかいたんこぶを作っている九澄に苦笑した
「はい三谷くん10点満点中6点。さていよいよ残りは3班と6班ね」
「先生〜」
いよいよか、という時に堤本
彼の提案がこの後の展開を大きく揺るがした
「せっかくだし3班と6班一人ずつ勝負していったらいいんじゃね?」
「あ〜賛成〜」
「あら面白いカモ」
それに乗り気な桃草
周囲の生徒も面白そうだと乗り始めた